2023年6月23日金曜日

15年

 2009年に創業し、この7月で15年目を迎えます。

もう15年、まだ15年...。

なんとまあ、濃い15年だったことか。

私の人生には起業するなんて選択肢はこれっぽっちもなく...

雷に打たれたかのように起業を決意したあの日。

諦めが早い、楽な方にと流れてしまう人間が

何かに取り憑かれたように、決して平坦ではない道を歩き始めました。

 

人生をかけてくれた研究員

一緒に歩いてくれた夫

味方になってくれた友人

サポートしてくださった方々

仕事を任せてくださったクライアントの皆様

一人ではこの厳しい道を歩けなかったです。

本当にありがとうございます。


ベンチャーとは何か...BBSTONEとは何か...

            今まで存在しなかった形のないものを売る

   世の中に新たな価値を提供する

   アルバイトでもなく、出来上がった商品を売るわけでもなく

   形のないもので1円を稼げるか...

   1円を稼ぐ難しさ 楽しさ を知った15年でもありました。


ベンチャーの生存率は1年で40% 5年で15% 10年で6%

夜中に目が覚めて天井を見つめる時間が多くなり

1日として仕事から離れることができなくなり...

旅行やランチ もっと平穏に楽しく過ごす選択肢もあったはず と苦笑する日々


でも

なんて豊かな15年だったんだろう。


あの日、日本橋で遠い目をしていた高齢者の方...

私は少しでもお役に立つことができているのだろうか?

私の事業の出発点とモチベーションは全てここにあります。

生き残れた理由もそこにあるのかもしれません。


PS

この節目に、日経xWOMANに取り上げて頂きました。

起業から、ほぼ日ノオト製品化に至るまで

自分では言語化できなかった思いを記事にして頂き

感謝申し上げます。

若い頃、この雑誌を抱えて満員電車で通勤していたことを思い出しました。

あの頃の自分には、いつか自分がこの媒体でインタビューを受けるなど想像もつかなかった。

https://woman.nikkei.com/aria/?i_cid=nbpxwom_sied_lnavi_pc




  


2022年1月13日木曜日

とても嬉しいことがありました

とても嬉しい事がありました。

ほぼ日ノオトを使ってくださっている方からのメールです。

  中1の息子は通常学級に在籍していますが発達障害があり、字の大きさが揃えられない、直線を書けない、と学校指定のB5サイズ・罫線のノートにいつも四苦八苦、自分でも読み返せないような字を書いてきました。

 初めてほぼ日ノオトに家庭学習をした昨日、「すごい!」とすぐに歓声をあげました。字を書く場所が見つけられる、図形もグラフも簡単に書ける!と大喜びでノートを見せてくれました。
線がうるさい(?)方眼よりもきれいに書ける、同級生のノートと見た目がそんなに違わないのも気に入った、次から他の教科もこのノートにしたいそうです。
 「母さん、このノート買ってくれてありがとう」なんて言われて、私にもとても嬉しい日になりました。 良い3学期になりそうです、ありがとうございます。    (もぐもぐら)

https://www.1101.com/pl/seisakuchu/statuses/436114


世の中には、私たちが想像もしない
 視覚的ストレスに苦しんでいる人
 罫線からのストレスに気づいていない人が
一定数いらっしゃることを知っていました。

視覚的ストレスは
 偏頭痛や、集合体恐怖症にも関係していると言います。
 ノートを開いたときの、何だか嫌な気持ち 勉強したくないなあと言う気持ちも
 罫線から得られるストレスも影響しているかも...。

ほぼ日ノオトが、そのような方の生活に
多少なりともお役に立てていることがわかり
何だかもう泣けてきます。

起業して13年
やっと社名に少しだけ追いつけそうな気持ちです。
 BBstoneは、ピラミッドを支える尊厳の石 benbenstoneから命名しました。

コロナで先が見えない苦しさの中
何だかあたたかい春の日差しが見えたような気持ちです。

製品を世に出してくださったほぼ日の皆さん
ほぼ日ノオト の名付け親になってくださった糸井重里さん
関わってくださった皆様に心から感謝申し上げます。

本当にありがとうございます。
新しい年...必要としてくださる方がいる限り
頑張れると思いました。




2021年10月28日木曜日

この数年間、心に決めていたこと

この数年間

心に決めていたことがあります。

この罫線が世に出たら

一人静かにお祝いしよう、景色の良いところで一人で綺麗な色のお酒を飲もうと。

    紙のノートはもう古い?

    手書きは時代遅れ?

    ノート罫線に力を割くより、別のビジネスに目を向けるべき...        


でも、手で書く文化は無くならない

  その時の空気、心の揺れを思い出させてくれるのは、手書きです。

  起業時、想いを書いた、一枚の紙きれ。

  ボロボロになっているけれど、

  光を見出せない苦しさと、そして小さな希望 

  今でも鮮明に蘇ってきます。


本日11時に  ほぼ日ノオト 公式サイトが公開されました。

11月1日 発売。

   たかが罫線 されど罫線

視覚的ストレスを軽減して日本で初めての特許を取得したこの罫線は

これからのノートのスタンダードになると信じています。


辛く苦しく、夫にさえも相談できない...孤独な道のりでした。

ほぼ日さんとの出会い...神様っているんだな。

未熟な経営者ですが、今回は少し自分によく頑張った!と言いたいです。

 

【公式サイト】
日:
英:
https://www.1101.com/store/hobonichinote/en/

2021年8月7日土曜日

ほぼ日ノオト が誕生します

 ほぼ日ノオトが誕生

 https://www.1101.com/store/techo/ja/magazine/2022/contents/y22_hobonote/pqk639fr3.html



長い道のりでした。

助けてくださった全ての方に心から感謝を申し上げます。

 

“勉強が捗るノートが作れないか” … 私の妄想とも思える一言から始まりました。

 目にストレスにならず、綺麗にかける、書くことが楽しくなるようなノート罫線

 

6年にも及ぶ開発

 

集中度を調べたり(change blindness 実験)

アイカメラで目の動きを追ったり

印象を調べる実験(集中できる、勉強したい、好ましい)

スピードと正確性を調べる実験

脳血流分析による学習効果を検証したり

目のストレスを計測する空間周波数分析

 

膨大な実験データから生み出された、錯視を応用した新罫線

 

この罫線を何としても世に出したい


ビジネス上のメリットだけでなく、

 日本の子供たちのために何かを残したい

 紙に書く という文化、気持ちをそっと後押ししたい

 

この罫線を世に出せなければ、私には社長を続ける資格はないな

 夜中、一人で天井をじっと見つめる日が続きました

 

ほぼ日さんとの出会い

罫線としては非常に珍しい(おそらく日本初?特許を取得

 

2021年8月7日 ほぼ日ノオト 誕生

そして今日は私の誕生日 


本当に嬉しいとき

人は言葉を失うのですね。


長い道のりの最終ページを閉じます。

そして ほぼ日ノオト の 新しいページを開きます。


関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました。

2021年6月14日月曜日

インタビュー受けました     "人間の知られざるホンネを科学する”

インタビュー記事がWEB電通報に掲載されました。

 https://dentsu-ho.com/articles/7791


顧客体験の新アプローチ 

インタビュアーの方がうまく引き出してくださり、とてもよくまとめていただきました。


コロナがなかなか収束しそうにありません。

営業活動も制限されている中、

弊社ではリモートで ”直感的印象を紐解く”STP short time presentation実験プログラム を完成させました。

こんな状況でも元気に忙しく仕事ができることに感謝です。


今気づいたのですが、半年もブログをサボっていました!

涼平の死、コロナ禍で、誰にも会えない日々が続き...。

夜中に目が覚めて天井を見つめることが多かったです。

暗い闇に引き込まれてしまいそうな心細さ。

そんな中で北斗を迎え。

真夜中に小さくきゅん と泣いて、私の横に滑り込んでくるあったかい毛糸の塊。

抱っこして、大丈夫だよ というと、また眠りに落ちる北斗。

大丈夫なのは私の方だね。











2020年12月18日金曜日

本が出ます

 激動の一年でした。

大きな流れの中にいて

時に溺れそうになりながら

ふと手を伸ばしたら流木があったり

空を見上げたら思いがけなく暖かな日差しが注いでいたり


誰かに、何かに守られているとしか思えないことが多々ありました。


無宗教、困った時の神頼みの人間ですが、

見えない大きな力に祈りと感謝を捧げたいと思いました。


”よくわかるデザイン心理学”

日刊工業新聞社から本が出ます。

お声がけいただいてから数年。

日比野の研究の集大成です。

なぜ私が周囲の大反対を押し切って

この研究をビジネス化し、世の中に還元したいと強く思ったのか

小さな紙の塊ですが、そこに原点があります。


お世話になった企業の方も、お忙しい中コラムを書いてくださいました。

ダイキン工業 K様

IPSA  H様

   電通 N様   

(いずれも書籍では実名です)

ありがとうございました。



https://www.amazon.co.jp/よくわかるデザイン心理学-人間の行動・心理を考慮した一歩進んだデザインへのヒント-BB-STONEデザイン心理学研究所/dp/4526080985/ref=sr_1_1?dchild=1&qid=1608094327&s=books&sr=1-1


PS

明日、我が家に新メンバーが加わります。


涼平、あなたを忘れるわけではないよ。

あなたの死をようやく受け入れられるようになったのかもしれない。

旅立ち という言葉はとても辛い。

涼平がどこかで旅をしているかと思うと...

ご飯は食べたのだろうか 

道に迷っていないだろうか

寂しい思いをしていないだろうか

心配でたまらなくなる。


むしろ無 の方がありがたい。

そして魂のひとかけらでも、私のそばにいてくれることを願う。



2020年10月30日金曜日

ペットロスと奈奈さんとスタンプー

 自分では気がつかなかったけれど、私、かなりやばかったみたいです。

複雑性悲嘆...に近い状態。

涼平が亡くなって8ヶ月。

犬のいない暮らし...味気なくて、寂しくて、悲しくて。

ずっと涼平の姿を探してしまうという...。

そんな中、

信頼できるブリーダーさんに出会い、

人生でおそらく最後の犬になるであろう、スタンダードプードルを迎える決心ができました。

今までスタンダードプードルって、なんだか、ざ〜ます♩って感じで、

お金もかかりそうだし、私には無理かなと。

でもこのブリーダーさんちのわんこを見たとき、一目惚れ。 

素朴でもふもふで、シャイで、優しくて...。

人生の良いパートナーになってくれると思いました。


奈奈さんというお友達が、この経緯をブログに書いてくださっています。

”自分で書かんかいっ!!” って怒らないでね。

奈奈さんの方が文章うまいし、ストーリーもわかりやすいし、

可愛いし、何しろスタンプーの可愛さを知ったのは奈奈さんのおかげだし....クドクド言い訳 

https://benenina.exblog.jp/31718302/

3部作です♩ いや、素晴らしい。


11人(頭)も可愛いスタンダードプードルが生まれています

どなたか家族として迎えてくださる方がいらしたら、是非ご連絡くださいませ。hibino@bbstonedpu.com











2020年10月2日金曜日

月と金木犀 そしてオフィス移転

オフィス移転完了しました!

コロナ禍でオフィスを縮小する動きが加速する中
あえて千葉駅前 スペースほぼ倍

なんという決断をするのか! と我ながら笑ってしまいました。

でも...

今まで大きな決断で失敗したことがないという根拠のない自信
世の中が止まっているときは動くべきだと勝手な持論
空が綺麗なところで仕事をしたいというこれまたわけのわからない願望


BBSTONEはとても小さなインキュベーション施設でスタートしました。
千葉駅前の広いオフィスに移転できたことはそれなりに感慨深いです。


引越しが終わり
夜 疲れて眠る前、窓を開けたら...

綺麗なまあるい月
金木犀の甘い香り
秋の少し尖った空気

この一瞬を私はずっと覚えているだろうな。



引越し屋さんは重い荷物をヒョイっと運んでくれて
不動産屋さんは私の希望を聞いて必死で物件を探してくれて
電話工事の人は床を剥がして作業してくれて

世の中、いろんな人がいろんな力を出し合って回ってるんだなと。


私は何ができるだろう。

謙虚に
感謝の気持ちを忘れずに
頑張ろうと思いました。



















Mさん、見たことのないほど立派な胡蝶蘭、ありがとう。
Kさん、可愛い花束、とても良い香り、ありがとう。
K君、極楽鳥のような花を咲かせるというストレチア、ありがとう。
花言葉は「輝かしい未来」

コロナで苦しい中
未来が明るく輝くものでありますように





 

2020年9月12日土曜日

スダチ

毎年恒例の夏バテ祭り(涙)。

冷え、ストレスから胃腸に来て...。

涼平がいなくなり、半年...いまだにメソメソしているのも良くないのかな。 

そんな時、遠くに住んでいる高校の先輩から、スダチが届きました。

ご自宅の畑でスダチがたくさん獲れたらしく。

ふと、日比野さんを思い出したから...と送ってくださいました。


スダチの清々しい香り。

太陽の香り。

土の香り。

体調を気遣ってくれる先輩の優しさ。


スダチを見て、人間って泣けるんですね。


大手企業を退職し

人生を模索する中、新しい生き方を選んだ先輩

私にはとても真似できそうにありませんが、遠くから憧れています。

いつか先輩のような生き方をしたい。

本当にありがとうございました。


元気になれそうです。



2020年8月21日金曜日

唐澤さん

 私にはまだ会った事のない、唐澤さんというお友達がいます。

起業して間もない頃、

ダイキン工業様と高齢者の方にも使いやすいリモコンを開発しました。

NHKにも取り上げられ、反響を呼んだ製品です。


そんな時、唐澤さんからfacebookのお友達申請が。

機器類を使って編み出される格調高い文章

  身体的には不如意があろうとも、とことん自力で生き抜く自信と気力がある。

  精神の自由だけは守りたい この言葉は私を打ちのめしました。

  

いつかお会いしたいと思いつつ8年の月日が流れ...。

唐澤さんの文章は、起業の原点を思い出させてくれます。

思い上がった私を諌めてくれます。


唐澤さんのコラムに圧倒されました。

ご許可を戴き、掲載させていただきます。

唐澤さ〜ん、コロナが落ち着いたら、必ず会いに行きます!

早く会わないと、私、おばあさんになっちゃいます(笑)!











2020年8月3日月曜日

誰かを大切に思うこと

金色に輝く小麦を見ただけで、僕は君を思い出すようになる。
麦畑を渡っていく風の音まで、好きになる...。

         星の王子様 p102より

王子様が地球で出会ったキツネの言葉です。’

こんな小さな想いが積み重なって
人は悲しみをまとい
人生は豊かに優しくなっていくのかな。

涼平の兄弟、ガンモが亡くなりました。

私は風の音まで好きになったよ...。


2020年7月28日火曜日

11年 新たなスタート

起業して11年が経ちました。
私の人生の中で、なんと濃い、必死な11年だったのだろう。

朝から晩まで仕事、1日たりとも1秒たりとも、仕事が頭から離れたことがなかった。

失敗だらけでした。
  ”見積書出して” と言われ、どうやって書くんだろう と途方にくれたこと。

  金額を一桁間違えて、
    ”そ、そんなに高いんですかっ”と担当者から慌てたお電話をいただいたこと。

  請求書に、ライバル企業の名(両社とも巨大企業 汗)をデカデカと書いて...
    ”日比野さ〜ん、ウケ狙わないでよ〜” と笑われたことも。
     (いや、ウケ狙いじゃなくて、マジで間違えました)

11年で確信したこと。

    BBSTONE   尊厳の石  この社名はとても正しかったなと。

    弊社のクライアントは日本を代表する巨大企業がほとんどです。
    問題解決に行き詰まった時、弊社にご相談が寄せられます。

    会社の規模は違うけれど、
    一つの目標に向かって互いに相手を敬う気持ちを持って仕事を進めていくこと。
    成功の鍵はこれしかないと断言できます。



コロナで世の中が縮こまっている中、次の一歩を踏み出すことにしました。

オフィスを移転します。
今までインキュベート的な色彩の強いオフィスでお世話になっていました。
今更ながらの、独り立ちです。
千葉駅に近く、景色の良いところ...階も高いが家賃も今より少し高い(笑)。

リモートワーク、オフィス不要論が高まる中、世の流れと逆行。
大バカモノと言われます。
でも、起業した時に頂いたご批判に比べれば、なんてことない(笑)。

会社登記が2009年、新型インフルで世界はパンデミック。
大学ベンチャーの認定を受けたのが2011年、大震災。

コロナ禍の中、新たなスタートを切ることは必然かもしれない。




涼平がいなくなって5ヶ月。
一人で公園を歩いていると、ふっと涼平が現れる気がします。
そんなわけないよね...と空を見上げてしまう。




 そんな私をきゃーすけが心配してくれています(いや、全然してないか 笑)。




 

2020年4月14日火曜日

空 

ブラインドを上げたまま眠ってしまい...

淡いさくら色の光で目覚めました。



鉛色の景色の中、
一瞬 空が見せた優しい光

気を抜くな
でも、出口は必ず来る。

行動が変われば道は開ける。

頑張れる気がします。

Stay Home

2020年3月9日月曜日

涼平

涼平は戦友でした。
時に子供で、父親で、恋人で...たまに愛犬でした。
チャイニーズシャーペイという珍しい犬。

信頼する相手には愛情深く誠実ですが、仲間と認めない相手には警戒心や闘争心を表す闘犬種。

彼にとっての仲間は、全世界で3人 私、夫、娘。

彼との生活は真剣勝負でした。
誤魔化しを許さない、真の愛情だけを彼は求めていました。

2月10日の朝、突然倒れ...。

誇り高くベタベタ体を触られるのを良しとしない彼が、倒れてからは私に全てを委ねてくれました。
スポイトでの給餌、オムツを受け入れて。

介護は大変でしたが、濃厚で幸せな時間でした。
朝から晩まで涼平の隣にいて、体をさすって、話しかけて。
涼平より、私が癒されていたのかも。

亡くなる前の晩、あまりにも辛そうで...。
安楽死をさせたい と明け方獣医さんにメールをした数時間後に、旅立ちました。

涼平、私に安楽死の選択をさせたくなかったんだよね...。

2月28日 8:05
私の腕の中で涼平は生を終えました。

この静寂、空虚な心
透明なビニールの中にいるような、世界から隔絶されたような孤独



倒れた直後。
暖かい日差しの中で一緒に過ごしたね。



まだ元気だったころ。 シワシワ。


朝、目がさめると、こんなヘンテコな顔でじっと私を見ていました。




涼平はコタツが好きでした(笑)頭隠して...。








近所の方がお花を持って会いに来てくれたよ。
遠くの犬友も、涼平の好きだったイチゴや、綺麗なお花を届けてくれたよ。

ブログを書くことができるくらい回復したからもうなんとか大丈夫。

でも、あなたのいない生活、がらんとしたリビング にはまだまだ慣れないよ。
スーパーであなたが好きだったリンゴやサツマイモを見て、泣いてしまいました。

ありがとう、涼平。







2019年12月10日火曜日

未来を予測する

先日、大手広告代理店D社 メディアイノベーションセミナーにて講演いたしました。

タイトルは
  「直感や潜在思考を科学する! デザイン心理学のソリューション」

BBSTONEは何をやってる会社? と聞かれることが多いのですが、一言で言うなら
 「科学的根拠をもって、ビジネスの方向性や消費者の嗜好を予測していく会社」です。

弊社が考える未来予測には4つの柱があります。
 1)内臓感覚(Visceral)
    2)固定観念の打破
 3)Nudge
    4)潜在意識

これらを使い、仮説を立て、特許手法による検証実験
消費者やビジネスの未来を予測していきます。

プロの優秀なマーケッター200名の前で講演をするなど、ブーイングの嵐か!とドキドキしていました。

しかし、皆さんが真剣にメモを取ってくださったり、終了後にはお声がけをいただくなど、とても温かく迎えていただきました。
(キャンセル待ちも出たと言う...ありがたい限りです)

名も無い小さなベンチャーの声に耳を傾けてくださるD社。
圧倒的な底力を感じました。

心から感謝いたします。




2019年9月29日日曜日

鎌倉BBQ そして ラグビーW杯 アイルランド戦

高校時代の先輩、後輩と鎌倉材木座でBBQでした。

友達っていいな

この歳になってしみじみと感じています。

BBQの後は、二次会会場でラグビーW杯 アイルランド戦 観戦。

まあ、50対3くらい?
ビールを片手に気楽に見ていたのですが
徐々に
ん?
 が、頑張ってるね 
え、も、もしかして...
か、勝てる?

その後は阿鼻叫喚の嵐
1日経った今、声が出ない(涙)。




「誰も勝つとは思っていない
誰も接戦になるとは思っていない
誰も僕らがどれだけ犠牲にしてきたかわからない
信じているのは僕たちだけ」

ラグビーW杯 アイルランド戦を前に、
ジェイミージョセフヘッドコーチが選手に伝えた言葉。

ベンチャー 起業 と似ている

すぐに潰れるだろうと笑われた。
眠れぬ夜を 
一人で歯を食いしばった日々をいくつ重ねただろう。
でも私たちは自分たちの技術がイノベーションを起こすと信じた
信じ続けた
そして10年、生き残った。

険しい道は人を強くする
そこで見た景色は人を優しくする








2019年7月7日日曜日

起業 10年が経ちました

10年前の7月17日、BBSTONEが生まれました。

日本橋の駅で、高齢者が駅の表示に戸惑い立ち止まる姿を見たことがきっかけに、
夫の研究を知りました。

この研究を私が広く世に出す と、起業を決断。

夫を含め、周囲の猛反対を押し切って、会社登記
その間、研究をお金に変えるのか とバッシングの嵐。
最後は学長に直訴、特許出願 

2年の月日を経て千葉大学工学部 初となるベンチャーとなりました。

3年持たないだろう
ご主人の代理ね...と笑われました。

ベンチャー認定とほぼ同時に第一三共様、ダイキン工業様からの受注。

その後も、
パナソニック、NTTdocomo、富士通、コニカミノルタ、日鐵住金建材
東京メトロ、ベネッセ、千葉銀行、りそな銀行、電通、博報堂、昭和産業
IPSA、KDC、日本ATM、東京書籍、ミルボン、幕張メッセ、三井生命 
国立印刷局(日本の紙幣の方向性!) etc. 

日本を代表する企業の、重要な意思決定場面で関わらせていただきました。

ベンチャーの生存率は
1年で40%
5年で15%
 10年で6%  

奇跡だ(笑)!


なぜ10年生き残ることができたのだろう...

大企業が、社外にイノベーティブな取り組みを求める流れが加速したことも
大きな要因かと思います。

しかし、それよりも
関わる方皆が助けてくださったこと

ずっと同じメンバーで、支え合ってきたこと
(研究員の献身がなければ、今のBBSはありません)

真面目に、絶対に手を抜かずに仕事をしてきたこと

そのことが奇跡を生んだのかもしれません。

BBSTONEという社名は
エジプトにある尊厳の石 Benben stoneから命名しました。

まだまだ力足らずですが
世の中に少しでもお役に立てるような会社でありたい と
心を新たにしています。


追伸

IPSA様と3インスピレーションズ
変身願望の数値化 によるリップのリコメンデーションシステムを開発

雑誌MAQUIA  、 SPURに小さく掲載していただきました。
ありがとうございます。


多感覚評価実験とSTP(short-time presentation実験=短時間呈示実験) を組み合わせることによって、
人間の“潜在的な変化の願望(変身願望)”を数値化するというBBSTONE独自の手法。
その手法を応用して、お客様ご自身ですら意識していない、心の奥底に潜んでいる“変わりたいという思い”(変化の願望)をそっとサポートするリップグロスのリコメンデーションツール開発に成功。











2019年3月26日火曜日

測りは自分の中にある

年があけたのにも気がつかないほど忙しい毎日でした。

ありがたいことに仕事は何とか順調...
日本を代表する企業様 複数からお声がかかり充実しています。

でも、この四六時中つきまとう、不安感、焦燥感...一体なんだろう。

走っても走っても満足せず、
給水所のペットボトルすら手に取る時間も惜しいような...。

起業した時は、一つ仕事が取れただけでも天にも昇るような達成感。

今は、契約が決まった段階で、
では次はどうする? その次の次は?と自分を追い込んでしまう。

幸福感を感じることが少なくなったのかもしれない。

そんな時にイチロー選手の引退会見を見ました。
素直に感動しました。

「測りは自分の中にある...自分なりにその測りを使いながら、地道に進んでいく」
「あるときは後退するしかない時期もあるが、
 自分がやると決めたことを信じてやっていく」

「しんどいことから逃げたいというのは当然だが、それに立ち向かっていく」
(イチロー選手でもしんどい、逃げたいと思うのか!)

中でも 

「外国人になったからこそわかった人の痛み」           が印象的でした。

私はカナダで貧乏な留学生活を夫と送りました。
今まで何とか築いてきたものが、全てゼロ

一人の
貧しくて、言葉も話せない、移民向けの無料語学学校に通う、
無職のアジア女性となったわけです。
孤独、劣等感 奨学金生活の苦しさ...これまで味わったことのない思いをしました。

イチロー選手と私などを比べることはあり得ないとわかっていますが、
何かを突き詰めてもがきながら進んで行こうとする人間の孤独や辛さは
立場の違いを超えて、共通して存在するのかもしれないと。

走り出したからには
走り続けなきゃいけない
いろんなものを背負って
いい歳して何やってるんだ!と思われても
バタバタと走り続ける人生もそれはそれで楽しいのかもしれない








 




2018年12月12日水曜日

明日が楽しみでたまらない

オリックス 宮内シニアチェアマンの言葉です。
御年83歳

総勢8人の勉強会@アークヒルズ

有名な製薬会社社長はじめ、いずれも創業家御曹司の錚々たる面々。

ベンチャーは私一人、田舎出身も私一人(笑)。

”場違いですみません”とおでこに書きたかった。

サラブレッドに混じった野良犬さん の気持ちがわかる
(野良犬へのリスペクトを込めて、さん付けします)。

宮内さんのお話は、一言も聞き逃したくないほど、心に染み渡ってきました。

社員、取引先を含め、周りの人への敬意 同じ人生を歩んでいるという共感がなければと。
社会から評価され、必要とされるものを作り続ける 競争切磋琢磨が企業の責務

しかし何より心に残ったのが

”今日より明日の方が面白い”  とおっしゃったこと。
すごい。

私も83歳になった時、明日が楽しみ!と言える人間になりたい。



PS  田舎から出てきて、想いだけで起業...そんな何の武器もない自分も
なかなか楽しい立ち位置だと実感しました。
              東京タワー、なぜにこんなに郷愁を誘う?


    我が家もクリスマス準備。 一年が早すぎる。あっという間に83歳になりそうです♪



2018年11月23日金曜日

トンネルを抜けて

この数ヶ月
起業以来、かってないほどの苦しさの中にいました。

大きな決断をしなければならない場面が一気に押し寄せた日々。
自分の力ではどうにもならない出来事の数々。

神様は面白いカードを切るなあ。

この年齢のこの人間に、
こんなに苦しくて、
よく言えばドラマティックな展開を用意してくれるなんて(笑)。

私が社長でなければ...
私にもっと能力があれば...

夜中に目が覚めて、暗い天井を見つめていました。

孤独
登っても登っても辿り着かない山頂
走っても走っても見えないゴール


暗闇でもがいている時

手を差し伸べてくれる人
一生忘れられないであろう言葉をかけてくれる人

起業しなければわからなかった、人の情け、優しさ

やっとトンネルを抜けた気がします。

たくさんの人の顔が浮かびます。

とても幸せだと思いました。









15年