2021年10月28日木曜日

この数年間、心に決めていたこと

この数年間

心に決めていたことがあります。

この罫線が世に出たら

一人静かにお祝いしよう、景色の良いところで一人で綺麗な色のお酒を飲もうと。

    紙のノートはもう古い?

    手書きは時代遅れ?

    ノート罫線に力を割くより、別のビジネスに目を向けるべき...        


でも、手で書く文化は無くならない

  その時の空気、心の揺れを思い出させてくれるのは、手書きです。

  起業時、想いを書いた、一枚の紙きれ。

  ボロボロになっているけれど、

  光を見出せない苦しさと、そして小さな希望 

  今でも鮮明に蘇ってきます。


本日11時に  ほぼ日ノオト 公式サイトが公開されました。

11月1日 発売。

   たかが罫線 されど罫線

視覚的ストレスを軽減して日本で初めての特許を取得したこの罫線は

これからのノートのスタンダードになると信じています。


辛く苦しく、夫にさえも相談できない...孤独な道のりでした。

ほぼ日さんとの出会い...神様っているんだな。

未熟な経営者ですが、今回は少し自分によく頑張った!と言いたいです。

 

【公式サイト】
日:
英:
https://www.1101.com/store/hobonichinote/en/

2021年8月7日土曜日

ほぼ日ノオト が誕生します

 ほぼ日ノオトが誕生

 https://www.1101.com/store/techo/ja/magazine/2022/contents/y22_hobonote/pqk639fr3.html



長い道のりでした。

助けてくださった全ての方に心から感謝を申し上げます。

 

“勉強が捗るノートが作れないか” … 私の妄想とも思える一言から始まりました。

 目にストレスにならず、綺麗にかける、書くことが楽しくなるようなノート罫線

 

6年にも及ぶ開発

 

集中度を調べたり(change blindness 実験)

アイカメラで目の動きを追ったり

印象を調べる実験(集中できる、勉強したい、好ましい)

スピードと正確性を調べる実験

脳血流分析による学習効果を検証したり

目のストレスを計測する空間周波数分析

 

膨大な実験データから生み出された、錯視を応用した新罫線

 

この罫線を何としても世に出したい


ビジネス上のメリットだけでなく、

 日本の子供たちのために何かを残したい

 紙に書く という文化、気持ちをそっと後押ししたい

 

この罫線を世に出せなければ、私には社長を続ける資格はないな

 夜中、一人で天井をじっと見つめる日が続きました

 

ほぼ日さんとの出会い

罫線としては非常に珍しい(おそらく日本初?特許を取得

 

2021年8月7日 ほぼ日ノオト 誕生

そして今日は私の誕生日 


本当に嬉しいとき

人は言葉を失うのですね。


長い道のりの最終ページを閉じます。

そして ほぼ日ノオト の 新しいページを開きます。


関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました。

2021年6月14日月曜日

インタビュー受けました     "人間の知られざるホンネを科学する”

インタビュー記事がWEB電通報に掲載されました。

 https://dentsu-ho.com/articles/7791


顧客体験の新アプローチ 

インタビュアーの方がうまく引き出してくださり、とてもよくまとめていただきました。


コロナがなかなか収束しそうにありません。

営業活動も制限されている中、

弊社ではリモートで ”直感的印象を紐解く”STP short time presentation実験プログラム を完成させました。

こんな状況でも元気に忙しく仕事ができることに感謝です。


今気づいたのですが、半年もブログをサボっていました!

涼平の死、コロナ禍で、誰にも会えない日々が続き...。

夜中に目が覚めて天井を見つめることが多かったです。

暗い闇に引き込まれてしまいそうな心細さ。

そんな中で北斗を迎え。

真夜中に小さくきゅん と泣いて、私の横に滑り込んでくるあったかい毛糸の塊。

抱っこして、大丈夫だよ というと、また眠りに落ちる北斗。

大丈夫なのは私の方だね。











2020年12月18日金曜日

本が出ます

 激動の一年でした。

大きな流れの中にいて

時に溺れそうになりながら

ふと手を伸ばしたら流木があったり

空を見上げたら思いがけなく暖かな日差しが注いでいたり


誰かに、何かに守られているとしか思えないことが多々ありました。


無宗教、困った時の神頼みの人間ですが、

見えない大きな力に祈りと感謝を捧げたいと思いました。


”よくわかるデザイン心理学”

日刊工業新聞社から本が出ます。

お声がけいただいてから数年。

日比野の研究の集大成です。

なぜ私が周囲の大反対を押し切って

この研究をビジネス化し、世の中に還元したいと強く思ったのか

小さな紙の塊ですが、そこに原点があります。


お世話になった企業の方も、お忙しい中コラムを書いてくださいました。

ダイキン工業 K様

IPSA  H様

   電通 N様   

(いずれも書籍では実名です)

ありがとうございました。



https://www.amazon.co.jp/よくわかるデザイン心理学-人間の行動・心理を考慮した一歩進んだデザインへのヒント-BB-STONEデザイン心理学研究所/dp/4526080985/ref=sr_1_1?dchild=1&qid=1608094327&s=books&sr=1-1


PS

明日、我が家に新メンバーが加わります。


涼平、あなたを忘れるわけではないよ。

あなたの死をようやく受け入れられるようになったのかもしれない。

旅立ち という言葉はとても辛い。

涼平がどこかで旅をしているかと思うと...

ご飯は食べたのだろうか 

道に迷っていないだろうか

寂しい思いをしていないだろうか

心配でたまらなくなる。


むしろ無 の方がありがたい。

そして魂のひとかけらでも、私のそばにいてくれることを願う。



2020年10月30日金曜日

ペットロスと奈奈さんとスタンプー

 自分では気がつかなかったけれど、私、かなりやばかったみたいです。

複雑性悲嘆...に近い状態。

涼平が亡くなって8ヶ月。

犬のいない暮らし...味気なくて、寂しくて、悲しくて。

ずっと涼平の姿を探してしまうという...。

そんな中、

信頼できるブリーダーさんに出会い、

人生でおそらく最後の犬になるであろう、スタンダードプードルを迎える決心ができました。

今までスタンダードプードルって、なんだか、ざ〜ます♩って感じで、

お金もかかりそうだし、私には無理かなと。

でもこのブリーダーさんちのわんこを見たとき、一目惚れ。 

素朴でもふもふで、シャイで、優しくて...。

人生の良いパートナーになってくれると思いました。


奈奈さんというお友達が、この経緯をブログに書いてくださっています。

”自分で書かんかいっ!!” って怒らないでね。

奈奈さんの方が文章うまいし、ストーリーもわかりやすいし、

可愛いし、何しろスタンプーの可愛さを知ったのは奈奈さんのおかげだし....クドクド言い訳 

https://benenina.exblog.jp/31718302/

3部作です♩ いや、素晴らしい。


11人(頭)も可愛いスタンダードプードルが生まれています

どなたか家族として迎えてくださる方がいらしたら、是非ご連絡くださいませ。hibino@bbstonedpu.com











2020年10月2日金曜日

月と金木犀 そしてオフィス移転

オフィス移転完了しました!

コロナ禍でオフィスを縮小する動きが加速する中
あえて千葉駅前 スペースほぼ倍

なんという決断をするのか! と我ながら笑ってしまいました。

でも...

今まで大きな決断で失敗したことがないという根拠のない自信
世の中が止まっているときは動くべきだと勝手な持論
空が綺麗なところで仕事をしたいというこれまたわけのわからない願望


BBSTONEはとても小さなインキュベーション施設でスタートしました。
千葉駅前の広いオフィスに移転できたことはそれなりに感慨深いです。


引越しが終わり
夜 疲れて眠る前、窓を開けたら...

綺麗なまあるい月
金木犀の甘い香り
秋の少し尖った空気

この一瞬を私はずっと覚えているだろうな。



引越し屋さんは重い荷物をヒョイっと運んでくれて
不動産屋さんは私の希望を聞いて必死で物件を探してくれて
電話工事の人は床を剥がして作業してくれて

世の中、いろんな人がいろんな力を出し合って回ってるんだなと。


私は何ができるだろう。

謙虚に
感謝の気持ちを忘れずに
頑張ろうと思いました。



















Mさん、見たことのないほど立派な胡蝶蘭、ありがとう。
Kさん、可愛い花束、とても良い香り、ありがとう。
K君、極楽鳥のような花を咲かせるというストレチア、ありがとう。
花言葉は「輝かしい未来」

コロナで苦しい中
未来が明るく輝くものでありますように





 

2020年9月12日土曜日

スダチ

毎年恒例の夏バテ祭り(涙)。

冷え、ストレスから胃腸に来て...。

涼平がいなくなり、半年...いまだにメソメソしているのも良くないのかな。 

そんな時、遠くに住んでいる高校の先輩から、スダチが届きました。

ご自宅の畑でスダチがたくさん獲れたらしく。

ふと、日比野さんを思い出したから...と送ってくださいました。


スダチの清々しい香り。

太陽の香り。

土の香り。

体調を気遣ってくれる先輩の優しさ。


スダチを見て、人間って泣けるんですね。


大手企業を退職し

人生を模索する中、新しい生き方を選んだ先輩

私にはとても真似できそうにありませんが、遠くから憧れています。

いつか先輩のような生き方をしたい。

本当にありがとうございました。


元気になれそうです。



15年