日本を救うベンチャー100 のトップランナーとして、日経ビジネス紙に掲載された。
”人の心を読む技術” が弊社にあり、それは日本の製造業を救う一助になるのではと。
恐れ多いです。
そのように判断して頂き、本当に有り難く思います。
弊社はパッケージ化したサービスを行っていません。
ちまたでは、
”これを使うと、消費者の心理がわかります!1パッケージウン百万円です”
”このソフトを使うと、人がどこを見て、その先どこを見るのか予想がつきます”
的なサービスが流行しています。
う〜ん、私も欲しい(笑)。
でも、本当にそんなに簡単に人の心がわかるのでしょうか。
結局は、作り手側、供給側の自己満足に終わり、使う人はとまどうばかり。
真に消費者が欲しいものと乖離していき、
なぜモノが売れないんだ、
こんなに素晴らしい技術を駆使して作った製品がなぜ受けないんだ
となっているような気がします。
消費者もある枠組み(例えばリモコンとはこんな形だという概念)の中で考えるため、自分が本当に何を欲しているのか、わかる人は少ないのかも。
もし日経の記者さんが、弊社のことを”心を読み解く”会社と判断してくださったのであれば
それは弊社が ”人の心なんて簡単に読めるものではない” と言い切った点にあるのかもしれません。
弊社は最先端の技術、最新鋭の装置があるわけではないです。
実験心理学の課題を用いて、どうすれば一番正解に近いだろうかと、こつこつと作業を進めて行きます。
仮説、実験、分析、検証....もつれていた糸を、紐解くように。
人の心の中に眠っている欲求、
”こんなものがあったらいいのになあ、でも実現できないだろうな”
これを形にしたのがジョブズだったのかな。
ものづくりという枠でなく、システムを作ったと。
会社名の由来は ”人への尊厳を”
その気持ちが根底に流れている限り、
弊社は、”これですべて解決できます”と近道を示すことはしないんだろうな。
一見、遠回りに見える方法が、一番、人間の心に近づける と思っているから。
0 件のコメント:
コメントを投稿