2018年6月17日日曜日

父の日

父が亡くなる年の父の日

何か好きなものを買ってと
姉と二人で贈ったわずかばかりのお金

私が帰省したら、美味しい鰻を食べさせようと
コタツの台の下に、使わずに大事に取っておいたらしい。

お父さん

今、そのことを姉から聞いて、たまらない気持ちになった。

親が子供に何を残すべきか
この歳になってやっと分かったよ。

私は親不孝な娘だったけれど
もし私の心の中に、ほんの少しだけれど、
綺麗なかけらのようなものがあるとしたら
それはお父さんが残してくれたものかもしれない。

父がいない父の日は...。




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