2016年10月22日土曜日

富士通ピッチコンテスト

1014日(金)富士通アクセラレータプログラム第3
ピッチコンテストで優秀賞をいただきました。

書類・面接審査を通過した10社のスタートアップによるコンテスト。
今後、富士通と協業検討を行い、ビジネス創出に向けて取り組みます。
また、弊社は参加事業会社複数より協業のオファーをいただきました。




父の最期に会えないような働き方をして、このままで良いのか、悩んでいました。
生きていく上で、何が大切なのか、自問自答し、苦しんだ一ヶ月。

ある方が勧めてくださり応募したものの、心身ともに弱り切っていて...。

アーリーというより、いずれも実績があるベンチャーばかりだったので、書類審査や面接に通過することすら、考えていませんでした。

ましてや最終コンテストで優秀賞をいただけるとは(番外だと思っていたので、リラックスして、会場のウケを狙ったのが良かったのか 笑)






父のことを思い出すと、未だに後悔ばかりです。

しかし、今回の受賞は、父が“心配せんでいいばい。 頑張り!”と言ってくれているような気がしています。

心はまだヒリヒリ痛いですが、前を向こうと思えました。

背中を押してくださったFさん、お力添えをしてくださった関係者の皆様、懇親会であたたかいお声がけをくださった皆様、

本当にありがとうございます。

PS
ゴルフもしないくせに、富士通レディースカップのinvitation ticketを無理やりゲットしてごめんなさい!









2016年9月6日火曜日

会えるまでの時間

会えるまでの数時間
父のことを書こうと思う。

福岡の片田舎の酒屋の長男として生まれ、ずっとその地で人生を過ごした。

ささやかな人生だった

“お父さんはね、音楽大学に行きたかったんよ”

毎日重い酒瓶を車に積み、配達し、売り上げの心配をし.

そんな父から何度か聞かされた音大への夢

思春期特有の、父親嫌い病にかかった娘でも
独学でバイオリンを弾く父には一目置いた。

でも、父の哀しみには想いが至らなかった。


私は、とにかく田舎を出たい、都会で暮らしたいと
全てを振り切るように家を出、大学に進学し、結婚、カナダで暮らし、帰国

紆余曲折あって起業

自分のことしか考えずに生きてきた

父が何を考え、何を望んでいるのか、想いを寄せることもなかった

病床に伏せる父を見舞うとき
新幹線から見える富士山があまりにも綺麗で

そういえば父は富士山なんか見たことあるのかな と考えたとき
たまらなくなった。

父は夢を諦め、私にいろんな景色を見せてくれるため、
田舎で、酒屋を継ぎ、働いてくれたんだとようやく理解した。



その日

なんとか仕事を片付け、
看病で疲れた母と姉に代わって、私が病院に泊まり込もうと、
帰省の荷物をまとめていた時に電話が鳴った

病室で、父と生まれて初めて二人っきりでゆっくり話すことができると思ってた。

私が一方的に喋るしかないが
父が見たことのない景色を、少しでも見せてあげられるかもしれないと思った。

しかし電話が鳴った。

お父さん
ごめんね
間に合わんかった




全てが終わり
今ようやく、遺影の父と二人の時間を過ごしている

お父さん

姿はなくなったけれど、何も変わらない。

ずっと心の中で父は生き続ける。
不思議と寂しくはない。





ケチらないで、ストラディバリウス買ってあげればよかったね(笑)。

2016年5月31日火曜日

NHKあさイチ

NHKあさイチに弊社技術顧問がちょこっと出ました。

タイトルは...

”忘れ物解消作戦” ”忘れ物をしにくいメモの達人”



会社名もさりげなく写っています(全然さりげなくない...笑)。

アイトラッキングを使って、簡単な実験もやりました。

ほんの10分ほどの映像でしたが、テレビ番組を作る人はすごいなあ。
女性ディレクタ−2名...昼夜なく、土日なく働いて、ひとつの番組を作り上げて。

自分はまだまだ甘いなと痛感。

でも....

私は声を大にして言いたい!!



テレビで忘れ物防止を語っていらっしゃるこの先生

妻の誕生日も
結婚記念日も覚えていたためしがないです。
(誕生日ボコボコ事件はブログにアップ済み)

ちなみに、今朝も、テレビを観た後、舞い上がったせいか、
講義で使うパソコン、忘れて取りに帰っとりました...。

とほほ。













2016年3月12日土曜日

白木蓮


夜空をふと見上げると
白木蓮が空いっぱいに広がって

5年前のあの日に起きた出来事

私は無意識に目を背けていたのかもしれない
昨日はいつになく朝から晩まで外で仕事をしていた

真っ暗な空に浮かび上がる白木蓮

震災で亡くなった方
大切な人を亡くした方
未だに行方不明の方々
故郷に戻れずにいる方

木蓮の白い柔らかな花は、
哀しみを呑み込んで、なおも懸命に前に進もうとしている人に見えた

人の命には限りがあることを知らされた

私は何を残すことができるだろう
毎年自分に問いかけていく






2016年3月1日火曜日

禍福は糾える縄の如し〜AXIS掲載

涼平に噛まれました(泣)。
脇腹と二の腕。

私は聞きたい。

なぜ噛んだのか? 
ではなく

なぜそこを狙ったのか!?

そこにお肉が余ってたから...。
(なぜ山に登るのか...そこに山があるから を思い出しました)

と、痛みに耐えながらも、ここで一つグッドニュースを。

今日発売の
AXIS 4月号に掲載されました。


                            

嬉しいです。


AXISはデザイン専門誌として頂点に立つ雑誌です。

和/英のバイリンガルで編集されており、国内外のデザイン関係者の認知度が高く

デザインの役割を
表面的な形のデザインだけではなく、
文化、コミュニケーション、ビジネスなど、
広義に捉えて伝えているところがAXISのすごいところです。
(wikipediaより)



注;この人は私ではありません(笑)。

全てカラーページ
定価1,800円!!(センスプが5冊買える)

見開き4Pを割いていただきました。

え〜、私の写真も掲載されとります(技術顧問である夫も)。
写真を撮られるなんて、聞いていなかったので、ユニクロの洋服です。
聞いていたら、ローブデコルテで行ったのに...。
エステにも行ったのに...。





以下、ネットですでに公開されている記事の見出し&抜粋です。


        デザイン、心理学、認知科学の接点

感性から生まれる美しさだけでなく、
プロダクトやサービスがどうしてそのデザインになるのかという
「証拠(エビデンス)」までが求められる現代。
20数年前に始まったデザイン心理学の研究は、
最新の計測機器と出会ってニューロマーケティングや新しいデザイン領域へと進んでいる。

AXISの皆様、素晴らしい記事をありがとうございます!
噛まれた痛みも和らぎます。




2016年2月2日火曜日

ひとり冬の日本海へ

今、島根県の松江にいます。

一人寂しく、人生を見つめるため、冬の日本海に...

ま、そんなキャラじゃないですね(笑)

山陰合同銀行 DBJ主催 女性起業支援セミナーにてお話をさせていただきました。

初めての島根...水がきれい
景色がきれい
人が優しい
大ファンになりました。




きれいな景色に加えて、きれいでない自分の写真もちゃっかり(笑)



夜は一人で祝杯(何の?)



先週は、つくば研究支援センター新春講演会でも、講演をさせていただきました。

前回(昨年)の講演はJAXAの先生だったそうで...(汗)
ほんと、すみません、こんなのが新年早々登場してしまって。


どんな厳しい質問が出るかと内心ひやひやしていましたが、
皆さんとても優しく、楽しい時間を過ごすことができました。
ありがとうございます。 
PS チラシの写真は5年前のもの(捏造かっ!)

こうしてデザイン心理学を知っていただく機会に恵まれて、ありがたい限りです。

行ったことのない場所、初めて出会う方々
会社をやっていると、辛いことも多いけれど
それを補ってくれる何かがあるように思えます。

PS
美味しいものを食べている時、田舎の両親を思い出しました。
一生懸命働いて大学に行かせてくれてありがとう。
そのおかげで、私はこうして仕事ができています。






2015年12月31日木曜日

起業して一番の変化

あと少しで2015年も終わろうとしています。

2009年7月 会社登記
2011年3月 千葉大工学部初のベンチャー認定を受け、事業開始


右も左もわからない中でのスタート
見積書の書き方すら知らなかった。

それから5年

起業して一番の変化...それは、祈りにも似た、人への感謝の気持ちが生まれたこと

苦しい時
道に迷っていた時
差し伸べてくれる手があったから、会社、私は生き延びることができた。

ベンチャー起業家はファーストペンギン
でも、ファーストペンギンは大企業にも、起業家以外のフィールドにもたくさんいた。
リスクを顧みず、弱小ベンチャーの弊社に仕事を任せてくれた
自分の利益にはならないのに手を差し伸べてくれた。

ある文章を目にした。

 「得られる利益が果たして社会正義に合致しているか」
 「社会のため顧客のためになっている企業のみが、事業として継続発展していく」

2015年は賞をいただいたり
マスメディアに取り上げていただくことが多かった。

私の心に慢心は生まれていないか...
創業の想いを忘れかけていないか...

2016年はさらに姿勢を正して謙虚に頑張っていこうと思います。

弊社 保安担当 兼 爆食い平社員 涼平氏よりご挨拶


”お腹すいた”

すっかり我が家の一員となった音子(ねこ)ちゃん 
会社には全く興味ないみたいです(涙)

みなさま、どうぞ良いお年を...。













15年